御疲れさん

さて、昨日のお通夜から続き今日は告別式だ。
…寝ずの番二日間は辛かった…(まあ、明け方には交代で寝た)
意識がボンヤリしている。
今日が最後だから踏ん張れと言われ、眠れる事を夢見て一日を乗り切る事にした。
式服に着替え、集会所に昼食を食べに行く。
外は、雨…足元はヌルヌル…最悪のコンディションだ。
式が始まり、そこから足のしびれと言う魔物との戦いになった。
何とか耐え抜き、式が終わった。
出棺前に、甥っ子が手紙を読むというイベントを急遽入れられ、甥っ子が
物凄く不機嫌になり、皆で取り繕い何とか機嫌を直してもらい、読んで貰った。
葬式って、こんなに疲れるものなのか…?
疲れた頭で悶々と考える。
…さすがに出棺になると、元気だったばあさんの事を思い出し、
少々目がうるんできたが、感傷に浸っている暇は無い。
雨模様の中、火葬場に向かい最後の別れをする。
その後、1時間ぐらいあったので、すぐに家にもどりお供え物をバラして親戚に
配るように分ける。
その内に、時間が来たので再度、火葬場へ。
お骨を拾い骨壷に収め帰宅をするのだが、何だか淡々とした感じで
泣くとかいう事がなかった…こんなものだろうか…
しかし、まだまだ終わらない。
帰宅後、法事の準備が待っていた。
本来は次の日に行うものだが、当日にするので御膳のセッティングをする。
そして、坊さんにお経を読んでもらい、親戚で食事をする。
…その後、近所の人々がやってきて再度お経を読むのだ。
なので、また片付け…
一日が長い!
やっと、終わったのが8時過ぎ…ようやく解放…
疲労の色が隠せない…
葬式とは「故人を偲ぶもの」だったような気がするが、何処ですればいいのか…
今は、眠い…
そして、ようやく眠れる幸せ…ああ、生きているってすばらしい。