台無し

秋、秋と言えばススキ…
土手にススキが沢山穂を出し始めた。
ああ、秋だ!
このススキの穂が開きだした頃、太陽の光に透かして見るととても綺麗なのだ。
それも、沢山あればあるほど良い。
学生の頃、夕日を浴びたススキを見ながら、帰っていた事を思い出す。
しかし、そのススキを雑草として刈り取る輩がいるのだ。
確かに雑草だが、風情と言うものを知らないのか!!
怒りが込み上げる。
そして…そのススキを今日、刈り取られていた…
…その風情を知らぬ者…
…親父っさんだった…