水の中の道

今日はどうやら大雨が降っていたらしい。
室内で仕事をしている為、外の様子が全く分からない生活を送りつつある今日この頃…
ニュースを見ればシャレにならない災害が起きていた。
自分もたまたま無事にいるだけで、いつ土砂災害に襲われてもおかしくない場所に
住んでいる為、他人事ではない。
事が起きたら外で寝ている老犬を助けなくては…


もともとこの地は雨に恵まれず、渇水対策には年々強くなってきているのだが、
反対に洪水に対しては弱い。
その為、異常気象で大雨が降ると、道が浸水することがあった。
今はかなり整備がされていてよっぽどの事がないかぎり浸水する事はあまりない。

そう、あれはその頃の記憶…
田植えの頃に大雨が降り、溝から溢れた水が田と田の境界を無くし、大きな湖の様になっていた。
道は田より高めに作られている為、湖の中の一本道みたいになり幻想的だった。

今となってはもう見られない現象で、稲が小さくすっぽり水の中に沈んでいたから、
そう見えてのであろう。
農家のおっちゃんにとっては迷惑な事であろうと思う。

しかし幻想的でその時しか見れない貴重モノであった。
…おかげで仕事に遅れたけれども…